8月も終わりに近づきました。
夏の疲れが出ていませんか。
しっかり食べて、寝ることで大体のことはなんとかなります。
疲れた時には自分に優しく、ゆっくり過ごして下さい。
杉本は7月31日に大田区薬剤師会の地区研究会で、「現代女性の悩みと健康サポート 薬剤師としてできることを」と題して講演をしました。
緊張しましたが、無事におわりホッとしました。
秋には骨粗鬆症学会や女性医学学会などに参加予定なので、また新しい情報をお伝えしていきます。
40代・50代女性に必要なのは「社会脳」と「大豆」です
今回は、認知症です。
日本には今、認知症の人はどれくらいいるでしょうか?
2025年には700万人。
高齢者人口の5人に1人が認知症に、MCI(軽度認知障害)と呼ばれる認知症予備軍は65歳以上の3人に1人がなると推計されています。
まだまだ先の話ですが、女性は90歳まで生きるとすると約半数が認知症になります。
最近は、毎日の生活の中で認知症にならないための予防ができることがわかって来ました。
残念ながら認知症に根本的治療薬がない現状では、いかに予防するかが重要です。
どの病気にも共通することですが、「食」「運動」「休養(睡眠)」が何よりも大事です。
大豆はたくさんの栄養素が豊富に含まれています
大豆にはタンパク質、脂質、糖質という3大栄養素をはじめ、食物繊維やビタミンB1、ビタミンE、葉酸、カリウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛、銅、など必要なものがほとんど含まれています。
ビタミンやミネラルの含有量が多く、コレステロールは含まない、天然のサプリメントのようです。
非常にバランスの取れた食材です。
食感を残せば、「噛む」ことが脳への刺激にもなります。
大豆をもっと日々の食卓に取り入れるべきだと思います。
杉本も納豆が大好きです。
油揚げや豆腐もかなりのヘビロテ。
大豆を食べて健康に、認知症予防に役立てましょう!
「社会脳」を育てて生涯現役を目指しましょう!
睡眠が大事とは知っていても忙しくて十分な睡眠時間を取れない人も。
認知症はタンパク質「アミロイドβ」が脳内に沈着し神経細胞を死滅させること
で認知症を発症しますが、アミロイドは睡眠中にのみ、ゴミとして処理されるのです。
夜の睡眠が取れない方は、午後1時から3時の「30分以内の昼寝」もおすすめです。
それから聴力低下も実は認知症発症の大きな要因と言われています。
聴力が低下するとコミュニケーションが取りづらくなるからです。
「社会脳」・・・社会脳とは人の心を察すること
記憶力や集中力、注意力といった知能はこの「社会脳」を支える道具です。
社会脳を保ち続けるには新しいことにチャレンジすることがおすすめです。
その場合、仲間がいることが大切です。
仲間がいれば趣味や活動も続けられます。
何より、他人との交流が脳を大いに刺激します。
女性はコミュニケーション能力が高いので女子会やランチ会も良いですね。
つまり、食や睡眠など日々の生活をいかに送るかが、将来の自分の脳を決めるということです!
早速、今日から実践しましょう。
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