いつの間にか髪が衰えてきた!今すべき対策とは?

『スタイリングが決まらない!』その時から毛周期の乱れは始まっている

スタイリングが決まらない!その時から毛周期の乱れは始まっていたのです。

髪も体と同じ。見た目は若く見えても、細胞レベルでは30代くらいから老化は始まっています。

髪の衰えはこう進む

30代で出産を終えたくらいの頃に多くのかたが感じるのは、スタイリングが決まらないという感覚です。

それこそが髪の衰えの最初のサイン。

毛髪が生まれ変わる周期(毛周期)の乱れが始まっている証拠です。

40代に入るとさらに悩みは深まります。

はり、コシの弱さ、頭頂部のぺたんこ感…でも、まだこの時期は髪型をヘアケアでのコントロールが可能。

40代後半から更年期に入ると女性ホルモンのエストロゲンが一気に減少。

ここで衰えた!という実感を持つかたが多いようです。

毛周期を整える作用があるエストロゲンが減少すると髪の成長期の短縮を招きます。

そのため、細毛や抜け毛が増加し、生えてくる髪もはり、コシが弱くうねったりといった変化が生じます。

改めて加齢による変化を知るとショックですよね。

毛髪の悩みとエクオールの関係が明らかに!

2020年、日本美容皮膚科学会雑誌に閉経後女性における毛髪とエクオール産性能の関係についての論文が発表されました。

エクオールを作れない人は閉経後の経過月数が長いほど、密度が減り細い毛質(軟毛)が増えましたが、エクオールを作れる人では、密度も軟毛も変わりませんでした。

また、エクオールをつくれる人では白髪が少なく、毛髪の「まとまり、ハリ、コシ」、及び「ツヤ、光沢」の自覚が良好でした。

この結果、閉経後の女性においてエクオールが毛髪の老化抑制に関与していることがわかりました。

今までも、女性の健康と美容にお勧めしてきましたが、さらに髪にも効果があると知ったら気になる方には試していただきたいと思います。

今すぐすべき髪のための食改善

髪をなんとかしなきゃ、と思うと一つの食品だけに着目しがちです。

心に留めて欲しいのは健康な体があっての髪ということです。

まずは基礎となる3大栄養素。良質ばタンパク質、脂質、そして糖質も程よくとることが基本です。

必須栄養素とビタミン&ミネラルでヘルシーな髪に

髪の成分であるケラチンタンパクを体内で再合成しやすくするビタミン、ミネラル類を意識して摂取することが必要です。

3大栄養素の次にとりたい3つの美髪栄養素

亜鉛牡蠣や豚レバー、チーズなどに多く含まれる 女性の9割が不足している
豚レバー、アサリ、納豆などに多く含まれる 
マンガンしょうが、しそ、玉露、干しエビなどに多く含まれる
亜鉛が不足すると毛周期の乱れが起こりやすくなり、抜け毛、白髪に繋がります。
 
鉄分はヘモグロビンを生成するのに必須です。
ヘモグロビンは全身の細胞に栄養と酸素を毛母細胞に届け、ケラチンの合成を促します。
 
マンガンは酵素の作用を活性化します。
ケラチンの合成をサポートする役割をします。

栄養素はチームで働くもの

3つの栄養素以外にもアミノ酸を分解するビタミンB、抗酸化の要 のビタミンC、皮膚や粘膜を強化するビタミンAなども髪の健康には不可欠です。

他に、ヘアケアアイテムをクオリティの高いものに変えてみたり、ブラッシングやシャンプーの方法を変えるなども取り入れると育毛につながると思います。

いつまでも、きれいで健康に過ごせることを目指して、今年も情報発信していきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

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