2024年、今年もよろしくお願いいたします。
寒いので頻尿になっていると相談を受けることも増えています。
頻尿、尿もれの悩みがある方は多いです。
原因や対策について、今まで誰にも相談しなかった方も、フェムゾーンのトラブルは今年は解決していきましょう!
くしゃみをするだけで尿もれが?何が原因?
くしゃみをするだけでも尿もれするのは、「尿道の問題」「膀胱の問題」「その他の問題」が考えられます。
尿もれには主に3つのタイプがあります。
①腹圧性尿失禁・・・女性の短い尿道とそれを支える部位が弱くなることが原因。くしゃみや咳など腹圧がかかった時にもれます。
②切迫性尿失禁・・・膀胱の柔軟性がなくなり、少しの尿量でも尿意を感じて漏れてしまうもの。寒さや水の音を聞いただけで突然尿意を感じてもれます。
③その他の原因・・・上の2つの混合型もありますが、さらに考えられるのはフェムゾーンの乾燥などでイガイガした痒いような症状が起きることで尿意を感じてもれてしまうケーズもあります。
いずれの尿もれにも骨盤底筋のトレーニングや正しいフェムケアが役に立ちます。
骨盤底筋エクササイズ
尿もれを自分で治す方法は?
まずは朝一番のトイレトレーニングです!
それは、朝一番のトイレで尿を出している時、その尿を故意に止めるトレーニングです。
ポイントは朝の尿がしっかり溜まっている状態で行うこと。
また、止めるタイミングは最後のほうで、一旦止めたら、体の力を抜いてから最後に残った尿をじわっと出して終わります。
また、日頃からトイレに入って座った途端に出すのではなく、座って1回深呼吸をしてから、意識的に出すことを習慣にする事も大切です。
こうすることで骨盤底筋が鍛えられて、尿のコントロールもしやすくなります。
骨盤底筋エクササイズが大切で、横にならなくても、信号待ちや電車で立っている時、家事や仕事で座っている時にでも、思いついた時に、お尻の穴と膣をギュッと引き締めるエクササイズを1日何度でも行いましょう!
ちなみに杉本は歯磨きの時間を利用しています。
風呂上がりに膣から湯もれが・・・これって膣の緩み?
お風呂から上がるときに膣から湯が漏れる、膣からオナラのような空気が漏れる、などの膣の緩みの相談も多いそうです。
原因は女性ホルモンの低下のほかに、膣を支える骨盤底筋の衰えもあります。
もう一つは膣全体を覆おう粘膜が薄くなっているケースも。
出産時に膣の入口部分が肛門側に大きく開いたままになっていたり、無理なダイエットで骨盤底筋まで痩せてしまうことでも起こります。
また清潔を意識しすぎて、膣まわりを毎日強く洗いすぎると粘膜へのダメージに。
この解決にも骨盤底筋エクササイズと正しいフェムケアが有効です
骨盤底筋とは
骨盤底筋は膀胱、子宮、肛門などの臓器を、ハンモックのように支えている筋肉。
女性の骨盤底筋はもともと構造上、子宮や卵巣など男性にない臓器を支える必要があり、さらに尿道や膣、肛門もコントロールしているため、大きな負担がかかっています。
ここが衰えるとフェムゾーンに関するトラブルが現れやすくなります。
今年は、今何も症状がなくても、骨盤底筋エクササイズは試してほしいと思っています!
悩みは人それぞれ違います。
誰にでも気になることがあって、それが恥ずかしいとか自分だけかもなんて思うことはありません。
長い人生、快適に過ごすためには、1つずつ解決していきましょう!
早く相談していればよかった、早く対策すればよかったなど後悔しないために。
今年も大岡山北口薬局では、皆様が健康で楽しく快適に過ごせますようにという願いで取り組んでまいります。
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