乾く!痛む!縮む!緩む!更年期のフェムゾーン、変化スピードは肌以上!

 

2022北京オリンピックが開催され、毎日スケートやスキー、スノーボードなどの競技を見て感動しています。

前向きに頑張る姿を見て、勇気をもらっているかたも多い事でしょう。

人間がここまでできるのかと本当に驚きの毎日です。

「人生100年時代」、ひと昔前ではありえない話でしたが、今は現実になってきています。

今日は人生100年時代後半をトラブルなく過ごす為に必須なケアについてです。

更年期のフェムゾーン

以前はデリケートゾーンと呼び、秘めた部分として語られることも少なかったフェムゾーン(膣と外陰)・(膣口、尿道口、肛門などが集まるゾーン)

ここ数年、世界的にもフェムゾーンに注目が集まり、治療法やケア法、グッズなども充実してきています。

以前にフェムテックについてブログでも紹介したことがりますが、Female(女性)とTechnorogy(技術)を合わせた造語です。

フェムテックが世界でムーブメントになっている理由の一つに、世界的に広がる『SRHR』(Sexual and Reproductive Health and Rights)

「性と生殖にに関する健康と権利」があります。

生理や妊娠、出産、更年期なども含め女性の健康を守り、権利を発展させていこうという動きも背景にあるのです。

女性ホルモン低下が最大の原因。顔以上に老化が現れやすい

更年期になると、肌の潤いが低下しドライマウス、ドライアイなど『乾き』の症状が出てきます。

これは女性ホルモンのエストロゲンの分泌量の低下が原因で起こります。

簡単に言えば、顔が乾燥し、シワが増えるのと同じ変化がフェムゾーンに起きていると考えるといいでしょう。

  • 乾く! 性交痛を感じたり、デニムを履いたときに痛みを感じる。
  • 痛む! 自転車に乗るとヒリヒリして痛い。ほてって痛みと灼熱感がある。
  • 縮む!子宮も膣も萎縮し小さくなる。乾燥、痛み、萎縮は一緒に起こることも。
  • 緩む!骨盤底筋が傷つくと、膣や尿道口、肛門などが緩んでしまう。子宮脱や尿もれ、便もれになることも。

比較しにくい部分だから無自覚な人も多いのですが、ケアする、しないは人生後半にとても影響する部分です。

まずは現状を知って対処して欲しいと思います。

年齢とともにデイリーケアが大切

対策としては顔と同じように優しく洗い、保湿することです。

顔以上に潤いが多い部分なので、変化を大きく感じる人もいます。

放置すると、痛みや痒みが悪化し、歩くだけでひどい痛みになることも。

専用のマッサージオイルやジェルなどを使って優しく自分の指でマッサージしてあげると良いでしょう。

また、HRTなどのホルモン補充療法を併用することもできますし、ヒアルロン酸注射やレーザー照射などの選択肢もあります。

ニオイやかゆみが現れやすくなり、おりものも変化

尿道や肛門に近い場所にあるのに、膣内が汚れないのは自浄作用があるからです。

おりものなどの分泌液で常に潤い、細菌の侵入を抑え、ある程度の汚れは流してくれるのです。

でも女性ホルモンの分泌が減少すると膣内の自浄作用が低下するのでニオイやかぶれの問題が発生します。

対策には丁寧な洗浄と保湿が重要です。

フェムゾーンはとてもデリケートな部分。

まずは低刺激の専用アイテムを使用すること、洗うときには指を使って、優しく洗っていきます。

洗った後は乾燥するので必ず保湿してください。

フェムゾーンケアは、人生100年時代には大切なことです。

人に言えなくてどうしていいか分からずに、外出もままならず、人生後半がネガティブになってしまうこともあります。

快適な人生のために、無理のない形で関心を持っていただけたらと思います。

大岡山北口薬局ではいつでも相談を受け付けております。

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