世界メノポーズデーを前に月経についてもう一度振り返ってみませんか?

10月18日は「世界メノポーズデー」

毎年10月18日は世界メノポーズデーです。

高齢化社会の到来を受け、今後更年期の健康に関わる情報を全世界へ提供する日として1999年に国際閉経学会において毎年10月18日から24日までの1週間をメノポーズ週間としています。

月経と向き合うことで自分を大切にする習慣を身につける

月経の終わりは10人10色

女性は性成熟期を迎え、その後更年期が訪れます。女性にとって重要な役割を果たしている卵巣の働きが次第に消失し、ついに月経が永久に停止することを閉経と呼びますが、閉経の時期を特定するのはとても難しいので、最後の月経から1年以上月経の到来がないことで通常は閉経を確認しています。

閉経は何歳ころ起こるの?

日本産婦人科学会の資料では42歳から56歳の間に起こり中央値が50.5歳とされており、個人差が大きくとても幅が広く、また閉経前後の体調の変化はそれぞれで出る時期も症状の種類も随分違うので人と比較することはお勧めしません。

閉経とは~1年間以上の無月経

子宮摘出後などのように月経により判断できない場合はホルモン変化を考慮して判断します。

FSH(卵胞刺激ホルモン)値40mlu/Ml以上かつÉ2値20pg/ml以下をもって閉経後と診断されます。

月経の仕組み 子宮の機能はいつまで続く・・・

月経の始まった日から次の月経が始まる前日までを月経周期と言います。だいたい25~38日間。

  • 増殖器 FSH(卵胞刺激ホルモン)が分泌されて、卵巣にある卵胞が発育。卵胞の発育に伴い卵胞ホルモンが分泌され子宮内膜が厚くなります 
  • 排卵 FSHとLH(黄体形成ホルモン)の分泌量が急激に増えます。その作用によって発育した卵胞から卵子が飛び出します。
  • 分泌期 排卵の終わった卵胞は黄体という組織になり卵胞ホルモンと黄体ホルモンを分泌。子宮内膜はやわらかくなり妊娠の準備が整います。
  • 月経期 妊娠しなかった場合、卵胞ホルモンと黄体ホルモンの量が減少。子宮内膜は剥がれ落ち血液と一緒に子宮の外に排出されます。

このような周期的変化に関連して、月経時に下腹部の鈍痛、排卵時の頃のおりものの増量、月経前のむくみや乳房の張り感などを自覚することがありますが、多くの女性は一時的で軽度です。

子宮の内部はまさに生命の源でありエネルギーを感じる場所です。現代の日本人女性は毎月の月経による新陳代謝を450回近くあるいはそれ以上も繰り返しながら時を刻んでゆきます。

子宮は、その形と機能が女性の生涯において、また月経周期において大きく変化する特徴を持った臓器です。子宮体部は思春期までは小さく、性成熟期に入ると大きくなり、また子宮の壁を構成する筋肉も厚くなりますが更年期に入ると再び小さく薄くなります。

更年期は思春期と同じように誰にでも訪れます

メノポーズ週間にあわせて大岡山北口薬局では10月26日(土)第3回エクエルクラブ茶話会を開催します都合のつく方は是非いらしてください。予約も承っております。

エクオール産生者ではPMS(月経前症候群)が軽い!!

女性の70~80%が経験しているとされるPMS。イライラやむくみ、肌荒れなど不快な症状は多岐にわたります。PMSとエクオールの関連性が示唆されました。気になる方は杉本が詳しく説明いたします。

 

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