他人ごとでない骨粗鬆症~大切なのはしっかりした骨!あなたは大丈夫?

日本骨粗鬆症学会に行ってまいりました~

10月12日から骨粗鬆症学会に行ってまいりました。

骨粗鬆症と栄養、骨折の危険性と薬物治療の最新事情などたくさんの講演を聞いてまいりました。日本の骨粗鬆症治療率は低く、骨粗鬆症治療の継続率も低いとされています。

私が薬剤師としてできること!それは地域の皆様に骨粗鬆症の健康情報を発信することだと思っています。骨粗鬆症についてはつい熱く語ってしまうのですが「気づき」があれば予防につながると信じているからです。おせっかいな薬剤師と思うかもしれませんがどうぞお付き合いくださいね。

沈黙の疾患→いつの間にか骨折→骨粗鬆症

骨粗鬆症は沈黙の疾患と呼ばれています。骨折して初めて骨粗鬆症と診断されるケースが多いからです。骨折するまでは痛くもかゆくもないので気が付きません。骨折したら治療しますがそのあとは骨粗鬆症の治療をしないケースが多く背骨を骨折した場合には1年以内に再度骨折するのは5人に1人と言われています。骨粗鬆症で起きる骨折は脆弱性骨折といいます。

脆弱性骨折

わずかな外力で生じる骨折のことです。転んだから骨折するのではなく、転ぶ程度の弱い外力に耐えられないほどに脆弱化した骨であることが問題です。

若い世代の骨教育~ダイエットや無月経による体の負担

骨量はいつまでも増やせると思っていますか?骨量増加のピークは13歳から14歳くらいと言われています。骨量増加最大は20歳くらいまで!その時にしっかりした骨づくりが大切です。

ダイエットや無月経は骨づくりには大敵です。タンパク質、カルシウムをたっぷりとって垂直荷重のある運動することをお勧めします。お嬢様をお持ちのお母さま方にはお弁当の中身にも骨づくりを意識してほしいです。BMIと無月経は関係があって、BMIが低くなると無月経を発症しやすくなります。

また40~50歳代のかたは女性ホルモンとのかかわりによって骨密度が減少します。この減少するのを緩やかにしてデンジャラスゾーンに入る時期を遅らせることが必要です。

骨密度は閉経後1年で約2%ずつ減少するので10年では約20%です。70歳では半分の人が骨粗鬆症です。人生100年時代が訪れようとしています。自立した生活を送るために骨粗鬆症の予防は気が付いた時から始めましょう。

骨粗鬆症の治療ではなく予防することで自分の人生を自分らしく快適に過ごしていけるように大岡山北口薬局はお手伝いいたします。気になることがあればご相談ください。

 

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