骨は年間40%入れ替わる?
暑かった夏も終わり、朝晩は秋を感じますね。
中秋の名月は見応えがありました。
杉本はお団子もしっかり食べて季節を感じました(^.^)
皆様はいかがお過ごしですか。
大岡山北口薬局では7月に骨密度測定会を実施してから、骨粗鬆症の治療を開始した方が増えました。
自分の体に関心を持ってくださる方が増えてとても嬉しく思っています。
皆様にお伝えしているのは骨粗鬆症は予防できる病気だと言うことです。
9月3、4日の骨粗鬆症学会に参加いたしましたので、皆様にお伝えしたいことを報告いたします
骨は新陳代謝が活発で年間40%入れ替わるのです。
骨密度を測定したときは低い状況でも、治療することで骨密度は上がります。
骨折しにくくなるのです。
ただ、骨密度が上がっても、治療をやめるとまた元に戻ります。
大事なのは治療を継続することなのです。
日本人はビタミンD不足
骨粗鬆症の治療薬としてビタミンDがあります。
エディロール、エルデカルシトール、アルファロール、アルフカルシドールなどがビタミンDです。
日本人は圧倒的にビタミンD不足です。
欠乏が79%、不足が19%、充足は2%。
食事からとることは難しいです。
処方していただいて服用できている方はいいですが、自分でサプリメントを摂ることでも骨粗鬆症の予防になります。
ぜひ取ってほしいビタミンです。
また、気になる方は骨密度測定することを強く勧めます。
骨密度測定をしている人は全体の5%です。
隠れ骨粗鬆症の方がたくさんいるのです。
骨折してからでは遅いので、測ったことがない人、また測ってから時間が経っている方は今の自分を知るために測ってみましょう。
骨密度が低くてショックを受けても、骨は1年に40%も入れ替わるのです。
そう考えると、気持ちが軽くなりますよね。
前向きに治療をして健康に楽しく過ごせるように自分のメンテナンスをしましょう!
いつもお伝えしていますが、女性は骨粗鬆症が宿命です。
でも諦めずに、健康な骨を手に入れましょう!
骨粗鬆症治療薬
骨粗鬆症の治療薬は大きく分けて3つあります。
①骨吸収抑制薬
骨吸収が緩やかになると、骨形成が追いついて新し骨の吸収された部位にキチンと埋め込まれ、骨密度の高い骨が出来上がります。
ビスフォスフォネート剤、女性ホルモン剤、SERM、デノスマブ
②骨形成促進剤
テリパラチド、活性型ビタミンD製剤、ビタミンK製剤
③その他
カルシウム製剤
骨粗鬆症の薬物治療は、はじめても1年後には約5割が処方通りの服用ができていないという報告があります。
痛みが消えた、なかなか骨密度が上がらないと自己判断で治療を中断しないようにしましょう。
薬のことはどうぞ大岡山北口薬局にご相談ください。
コメント